
「ペット可」なのに「猫不可」なのはなぜ?宅建士と獣医師が解説する「猫OK物件」の探し方
そもそもなぜ「猫OK」の賃貸物件はこんなに少ないの?
実は、日本の賃貸市場において「ペット可物件」は全体の10〜15%程度と言われています。その中で「猫もOK」となると、さらに数は激減します。 大家さんは一体、何を心配しているのでしょうか?
【宅建士の視点】大家さんが恐れるのは「原状回復費用」
不動産管理の現場から本音を言うと、大家さんが猫を敬遠する最大の理由は「退去時の修繕リスク」です。
犬の場合、フローリングの傷程度で済むことが多いですが、猫の場合は以下のリスクが懸念されます。
・壁や柱への爪とぎ: 壁紙だけでなく、下地の石膏ボードや柱まで傷つけてしまうことがある。
・おしっこの臭い: もし去勢前の猫がスプレー行動(マーキング)をしてしまうと、その強烈な臭いは床板や壁の奥まで染み込みます。こうなると、表面の張り替えだけでは臭いが取れず、大規模なリフォームが必要になることがあります。
「修繕費が何十万円もかかるかもしれないなら、断ったほうが安全」 これが、多くの大家さんの正直な心理です。
【獣医師の視点】実は誤解?正しい対策でリスクは減らせる
獣医師の立場からすると、これらのリスクは「猫の習性を理解して対策すれば防げる」ものがほとんどです。
・爪とぎ対策: 猫が爪をとぐのは本能ですが、「爪とぎグッズ」を気に入れば壁ではやらなくなります。また、壁に保護シートを貼ることで物理的に防ぐことも可能です。
・臭い対策: スプレー行動は、適切な時期に避妊・去勢手術を行うことで、大部分は抑制できます。日常的なトイレの失敗も、トイレの数や砂の種類を見直せばほとんど起こりません。
つまり、「猫=部屋を壊す」というのは、対策を知らない場合のイメージに過ぎません。しっかり管理されている猫であれば、犬と同じか、それ以上に綺麗にお部屋を使ってくれることも多いのです。
「ペット可」=「猫可」ではない!物件情報の見方
物件検索サイトで「ペット可」にチェックを入れても、備考欄に小さく「※小型犬1匹のみ」と書かれているケースが大半です。
特に注意したいのが「ペット相談」という表記です。 これは「条件によっては許可するかも」という意味ですが、実際には「敷金をプラス1〜2ヶ月積むなら犬はOK」というケースが多く、猫に関しては門前払いのことも少なくありません。
また、分譲賃貸(マンションの一室だけ貸している物件)の場合、マンション全体の管理規約で「犬猫あわせて2匹まで」「体長50cm以下」などの細かいルール(飼育細則)が決められていることがあります。
猫OK物件を効率よく見つける3つの極意
では、数少ない「猫OK物件」をどうやって見つければいいのでしょうか? ネコハナ不動産がおすすめする3つの方法をご紹介します。
1. 「猫特化サイト」を使う
最も効率的なのは、最初から猫OKの物件しか載っていないサイトを使うことです。 手前味噌ですが、私たち「ネコハナ不動産」は、掲載されている全ての物件について「猫の飼育が可能か」を事前に確認しています。 「問い合わせたらダメだった」という無駄な時間をゼロにできるので、まずはここから探してみてください。
2. 「築古(ちくふる)」や「駅徒歩15分」を狙う
新築や駅近の人気物件は、放っておいても入居者が決まるため、大家さんも「猫OKにしてリスクを負う必要はない」と考えがちです。
逆に狙い目なのが、「築年数が少し古い」や「駅から少し遠い」物件です。 こうした物件の大家さんは「空室を埋めたい」と考えているため、「猫がいるなら、敷金を少し積んでもらえればOKですよ」と交渉に応じてくれる可能性が高くなります。 猫にとっては、駅近の騒がしい場所より、静かな住宅街の方が落ち着いて暮らせるメリットもあります。
まとめ:猫との暮らしを諦めないで
「猫OK物件」は確かに少ないですが、探し方と交渉次第で素敵な部屋は必ず見つかります。
「ここなら猫と幸せに暮らせそう」 そんなお部屋を、私たちと一緒に探しませんか?
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